整形外科・整骨院

日帰りOK!椎間板ヘルニアの最新の治療法【PED手術】

2016/07/05

椎間板ヘルニアの画期的な治療法「PED」

 筋肉のコリによる慢性痛やぎっくり腰など、数ある腰痛の中でも特に激しい痛みと深刻な症状を伴う椎間板ヘルニア。

 体幹トレーニングや牽引による保存療法、ブロック注射など、症状の程度により治療法はいくつかありますが、重度の場合最終的な手段として手術を行う必要があります。
 この手術は長い入院と数ヶ月の回復期間が必要なほど負担の大きなものでした。
 
 しかし2003年ごろから日本に導入され、その革命的な侵襲(医学的な治療による体への負担)の少なさでヘルニア治療の希望として注目を集める、「PED」と呼ばれる手術方法があります。

 腰椎椎間板ヘルニアの原因とともに、PEDについて詳しく紹介したいと思います。

椎間板ヘルニアとは

 長時間の仕事や身体を激しく使うスポーツ、あるいは加齢により腰への負担が大きくなると、背骨・腰骨を構成する椎間板の中にある髄核が飛び出してしまうことがあります。これが椎間板ヘルニアの正体です。
 
 飛び出した椎間板は背骨の周辺にある神経を圧迫してしまいます。腰に激痛が走るだけではなく、足にまで痺れが出るのは、神経が刺激されることによるものなのです。
 この臀部や脚の痺れは坐骨神経痛とも呼ばれます。
 
 椎間板ヘルニアは腰痛の中でも最も症状が酷いものの一つであるといえるでしょう。保存療法で症状を抑えつつ経過を見たり、筋力トレーニングを行うことで回復する場合もありますが、神経への影響が大きい場合などには飛び出した部分を切除する手術が必要になります。

出典: http://ped.jpn.com

身体に大きな負担がかかる従来のヘルニア手術

 さて、このヘルニアを切除する手術ですが、従来は気軽に行えるものではありませんでした。
 腰椎は身体の中心部であり、神経を始めとする重要な器官が集中しています。

 精密な作業を行うために、身体を大きく切り開き、飛び出した髄核を慎重に切り取る必要がありました。
 
 全身麻酔を行う大掛かりな術式になり、1月近い入院の後、元の様に日常生活を送れるようになるまでには数ヶ月かかる場合もありました。
 また切開する範囲も広くなるので、身体に大きな手術跡も残ってしまいます。

PEDによるヘルニア手術

 従来法に対するPEDの最大のアドバンテージは、圧倒的に低侵襲であることです。
 侵襲とは治療によって体が負担を受けたり機能が損なわれたりすることです。切開手術は上述したように日常生活への復帰にとても長い期間とリハビリが必要になりました。
 また神経の圧迫による痛みはとれても、腰椎へのダメージと回復までの安静期間により腰周りが弱り、別の腰痛やヘルニアを再発してしまう可能性も、健康な人に比べて格段に高くなります。

 これに対しPEDではメスを使わずに手術を行います。
 身体に6mm~8mmというごく小さい穴を開け、そこから内視鏡を挿入してヘルニアを切除します。
 身体への負担はとても小さく、なんと入院すら必要ありません。
 家で安静にしていれば2~3日で仕事に復帰できるほど、術後の再発率もグッと低くなります。

 手術跡もほとんど残らないというメリットもあります。

内視鏡下手術は、患者さんのお身体への負担が少ない脊椎の低侵襲手術を代表する治療法です。従来の切開手術では、50~70mm以上の傷口でしたが、内視鏡下手術ではわずか18~20mm弱で済み、早期社会復帰が可能です。

出典: http://ped.jpn.com

PEDが抱える唯一の問題点

 PEDは従来の治療法に対し、全てにおいて優れている術式ですが、一つだけ問題があります。
 それは、PEDによる手術を行うためには非常に専門的な技術が必要であるため、国内でPEDによるヘルニア手術を行える医師が少なすぎるということです。

 日本にPEDが導入されたのは2003年であり、医療的な技術としてはごく最近であるといえます。
 充分な質のPED手術を行える医療機関は日本全国で10にも満たないとさえ言われており、大病院では数ヶ月から数年待ちという状況にまでなってしまっています。

日本で始めてPEDを導入したヘルニア治療の権威 出沢明

 高い技術を持つ医師が不足している状況で、安心してPEDによる椎間板ヘルニアの手術を受けたい場合、最も信頼できる外科医は間違いなく出沢明です。
 日本人医師の中でいち早くPEDの有用性に注目し、日本で始めてPEDを導入した外科医です。

 ドイツの医療機器メーカーと協力してPED治療専用の内視鏡開発にも携わるなど、PEDの発展にも貢献しており、日本におけるPED治療の第一人者です。
 大病院でしか受けることができず、数年待ちというPED治療の行き詰った状況を打破するため、PED専門のクリニックも開院しています。
 椎間板ヘルニア手術は「出沢明PEDクリニック」

まとめ

・椎間板ヘルニアは椎間板の中にある髄核がなんらかの衝撃や積み重なった負担により飛び出す腰の障害
・飛び出した髄核が神経を圧迫するため、腰から臀部、脚にかけて痛みと痺れが発生する
・重度の場合は手術が必要になるが、身体に深刻な侵襲がある
・PEDは日帰りが可能なほど身体への負担が少なく、再発率も少ない画期的な手術方法
・PEDを行える医師が少ないのが目下の課題であり、出沢明のような医師が増えることがヘルニア治療の希望となる

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