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応急処置から本格治療まで!ぎっくり腰完全対策マニュアル

2016/07/05

ぎっくり腰対策

何かのはずみに急に起こる腰痛の代表ともいうべきぎっくり腰。
初期の対応から適切な本格治療、再発防止のために気をつけることまで、ぎっくり腰の対処法を徹底的に解説します。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は急性腰痛症とも呼ばれ、突然大きな痛みが腰に走る症状のことを言います。
腰の筋肉・関節に損傷や炎症が表れるのが代表的な症状になりますが、実はその原因ははっきりとは分かっておらず、「非特異的腰痛症」に分類されます。
欧米では原因不明の激痛が突然表れることから、「魔女の一撃」とも呼ばれています。

ぎっくり腰の原因になりやすいもの

はっきりとした因果関係はわかっていないものの、以下のようなものがぎっくり腰と関係があると考えられています。

・重いものを持ち上げる
・太りすぎ
・スポーツ等で急に腰に負担がかかる
・腰を大きくひねる
・筋肉の疲労
・姿勢の歪み

急性期の応急処置

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ぎっくり腰になりたての、腰に炎症がある時期を急性期と呼びます。
急性期の正しい対処方をご紹介します。

まずは安静に

急性期の痛みは筆舌しがたいほどのものです。
ほとんどの場合病院に行くどころか歩くことさえままならないはずなので、まずはベッドで安静にしましょう。

このとき重要なことが2つあります。

①なるべく痛みの少ない姿勢をとること
②少しでも動けるようになったらすぐに病院に行くこと

横になっている期間が長すぎると逆にぎっくり腰が悪化してしまうことが分かっています。
多少辛くても、とりあえず歩いたりタクシーに乗れる程度まで症状が落ち着き次第、本格的な治療に移りましょう。

なお、ストレッチやマッサージを自分で行うのは厳禁です。
素人判断で間違った対処をすると症状が悪化してしまう可能性があります。

腰は温める?冷やす?

ぎっくり腰の時に温めるか冷やすか。これは専門家の間でも意見が二分されているところですが、実はどちらも正解なのです。

ざっくり言うと、痛みを落ち着けたい場合には冷やし、回復を早めたい場合には温めると良いです。

冷やすことのメリットとデメリット

冷やすことで炎症を起こした筋肉の痛みが和らぎます。
一方で、血流が悪くなり、筋肉も硬くなるので回復自体は遅くなってしまいます。

本当に痛みが酷くて我慢できない場合にはアイシングを行ったり冷湿布を貼ると良いでしょう。

温めることのメリットとデメリット

実は炎症というのは身体が修復される過程なんです。
なので温めて血流を良くすることで、回復自体は早くなります。
しかし痛みは逆に強くなってしまう場合もあるので、とにかく早く治したいという場合には温めると良いでしょう。

炎症について

少し専門的な内容になりますが、炎症についてお話しします。
ここは呼び飛ばしてもOKです。

上でも軽く触れたとおり、炎症というのは損傷した部分を体が修復する際に起こる反応です。
炎症の際には「プロスタグランジン」という物質が作られます。
これは炎症の痛みの原因になるものですが、同時に体の回復を助ける働きもするんです。

「プロスタグランジン」の量は血流と比例するので、

・温めると痛みが増すけど早く回復する
・冷やすと痛みは落ち着くけど回復は遅くなる

ということになるんですね。

症状が収まらない場合には救急車を

重度のぎっくり腰の場合には、2~3日安静にしても痛みが全く良くならない場合もあります。
基本的にぎっくり腰に対しては救急車の利用は推奨されていません。

しかし数日安静にしても痛みが引かない場合、別の重大な怪我や疾患の可能性もあるので、①症状が治まらないこと②自力では動けないことを伝え、救急車に来てもらいましょう。

ぎっくり腰の本格治療

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まずは整形外科へ

ぎっくり腰になってしまったらまずは必ず整形外科のある病院に行きましょう。
その理由としては、精密な検査を受けられるからです。

-整形外科で受けられる腰痛治療

①痛み止めの処方
②湿布の処方
③コルセットの処方
④痛み止めの処方
⑤CTやMRIによる精密検査

この中で特に重要なのが⑤の検査です。
腰痛にはぎっくり腰の他にも椎間板ヘルニアや圧迫骨折など様々な原因があります。
当然対処法も異なり、間違った治療により悪化してしまう場合もあるので、まずはしっかりと検査を受けるようにしましょう。

症状にあわせ、整骨院と鍼灸院も検討

整形外科では基本的に痛みを抑えてくれるだけで、回復を早める治療は行ってくれません。
しっかりと検査を受けた後には、整骨院や鍼灸院で治療を受けてみてもいいでしょう。

接骨院では「柔道整復師」による治療を受けることができます。
「柔道整復師」とは、急性の怪我を手技で治療することが認められた国家資格です。

鍼灸師も同様に国家資格になり、鍼と灸によって筋肉にアプローチし、痛みを緩和してくれます。

一点注意するとすれば、施術者の技術によって治療の質に大きく差が出てくるので、評判や実績をしっかり調べてから治療院を選びましょう。

整体、マッサージはNG

ぎっくり腰の治療で絶対に行ってはいけないのが整体やマッサージです。

整体やマッサージは整骨院と混同されがちですが、これらは全くの無資格でも営業が可能です。
つまり医学的な知識が全く無い素人にマッサージをされる可能性も非常に高いということです。

症状がかえって悪くなってしまうこともあるので、ぎっくり腰で整体院に行ってはいけません。

ぎっくり腰の予防・再発防止法

運動療法

運動不足による筋力低下はぎっくり腰に限らず、腰痛全般の原因になってしまいます。

当サイトでは特に腰痛の予防・改善に効果的な「体幹トレーニング」のやり方を詳しくご紹介しています。
運動不足が気になる方はぜひこちらを参考にしてみてください。
腰痛が治らない人必見!腰を強くする体幹トレーニング8選

姿勢改善

筋力の低下以外にも、悪姿勢も腰痛の原因になります。
骨格が歪んでいたり、座り仕事などで長時間同じ姿勢が続くと、腰に負担がかかります。

姿勢改善におすすめのストレッチについてはこちらの記事でやり方を詳しくご紹介しています。
腰痛緩和・骨盤矯正効果のあるヨガのポーズ13選

コルセット

最後にぎっくり腰の予防として、コルセットの活用をおすすめします。

コルセットは正しく使えば腰の負担を軽減してくれます。
根本的な解決にはなりませんが、例えば仕事などでどうしても腰に無理をさせざるを得ないという様な方は、上手にコルセットを使いましょう。

コルセットの正しい使い方はこちらでご紹介しています。
腰痛コルセット・腰痛ベルトの正しい使い方と選び方まとめ

まとめ

・ぎっくり腰は急に腰に激しい痛みが表れる症状
・急性期は安静にして症状が落ち着くのを待つことが重要
・痛みが和らいできたらすぐに整形外科に
・早期回復を目指すなら整骨院、鍼灸院を検討
・予防のためには運動療法、ストレッチ、コルセット

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